大喜利天文台 | |||
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お題 | |||
「おもちゃで岩を破壊する」「おもちゃで世界征服をたくらむ博士がいる」 とかならまだ良いが、いくらホビー漫画でもそれはやりすぎだ | |||
順位 | 得点 | 投票 | 作品 |
1 | 98 | ○ | もう俺に関わるなと言って裁判所で働いてる |
2 | 87 | ○ | ちり取りが回転していて警察が近付けない |
3 | 82 | ○ | テニスやめてすぐに一年が終わってる |
4 | 79 | ○ | 自分を殺そうとした奴と授業受けてる |
5 | 69 | ○ | バス停でビンタされて一気にイケメンになる |
6 | 64 | ○ | 静かなおもちゃだと思ってたら喉にコケ生えてた |
7 | 58 | ○ | 使い終わった電池が川をせき止めてる |
8 | 56 | ○ | 居酒屋で笑ってると横におもちゃがある |
9 | 55 | ○ | ラジコンヘリが頭の横に来て、赤ちゃんの声を再生する |
9 | 55 | ○ | クジ箱振りまくってた先生が静かに突然死する |
11 | 53 | ○ | 勝とうが負けようが、スカート履くのは決まってる |
12 | 51 | ○ | エロいこと言ったら火山に怒られる |
13 | 44 | ○ | キノコを握りしめてたのが今田耕司だった |
13 | 44 | ○ | オナラしながら近づいてきて、ゴミ野郎と言われる |
15 | 43 | ○ | 皿を割った時に初めて店長が出てくる |
16 | 42 | ○ | 外観だけ見てホテルに何人入るか予想する |
16 | 42 | ○ | お前ゲーム脳やなあ、と無人島行きのチケットを渡される |
16 | 42 | ○ | 天気予報で西からおもちゃが来ると言ってる |
19 | 40 | ○ | 背中のゼンマイを巻かれたせいで一睡もできない |
20 | 38 | ○ | 凧を水着にしてる人は絶対に信頼していい |
21 | 37 | ○ | 田んぼで無くしたサイコロが鹿の鼻にのってる |
22 | 32 | ○ | 髪を引っ張られて、頭皮から熱が取れなくなる |
23 | 30 | ○ | 自分が降りない駅はおもちゃの匂いを嗅ぐ |
24 | 29 | ○ | ハンマー持ってると、おもちゃとも上手く話せる |
25 | 28 | ○ | ガリ勉が通ると鳴る鈴が、カバンの中で鳴り止まない |
26 | 26 | ○ | グアムの長老にパスポートを燃やされる |
26 | 26 | ○ | 組立ててる最中に家が遠いという理由で帰った |
28 | 21 | ○ | 新しい相棒を買ってもらうまでの間、飽きた相棒と一緒に戦う |
29 | 20 | ○ | お風呂の魚が大統領の机で跳ねてる |
30 | 17 | ○ | 小学校の帰り道、塾に行く途中。ぼくタダシは、公園での騒ぎを目撃した。 「おとなしく、我が社の商品になっていただけますか?」 メガネをかけたスーツの男性が、手に持ったスマホから光線を打ちだしながら、ぼくと同じ小学生を追いまわしている。 「なんだあれ……」 すると男性の目の前に、見知った同級生の男の子が立ちはだかった。 「いいや『ホイジンガ社』、嫌がる人をむりやりおもちゃに変えちまうなんて、ぜったい許さねえ!」 「ハヤトくん!」 「タダシ、ちょうどいいところに! オレがこのベルトで変身して戦うから、手伝ってくれ!」 そう言って彼は腰のおもちゃのベルトのスイッチを押した。すると彼はいきなり光に包まれる。『次に遊びたい子は、いい子で待っててね!』という機械音とともにベルトが光の帯を放ち、暴れる社員を拘束した。 「手伝うって、どうやって!?」 「俺が<おもちゃ>に変身するから、タダシはオレで遊んでくれ!」 「ええっ!? 人間で遊ぶなんて、ぼくにはムリだよ!」 「いいから! 俺が変身した<おもちゃ>を見たら、タダシもすぐに遊びたくなるはずだ!」 タダシを包んでいた光が霧散する__が、タダシは何も変わっていないように見える。 「あれ!? 失敗しちまった……? もう一回だ!」 ううん、ハヤトくんの自信を砕くわけにはいかない。ぼくも全力で、ハヤトくんを<おもちゃ>にしなきゃ! 「ハヤトくん、もしかして今朝は寝坊しちゃったんじゃない?」 やにわにこう問いかけると、彼は 「えー、なんでバレてんだ!?」 と目をパチパチさせる。ぼくはそっと手を伸ばし、ハヤトくんの髪を撫でた。きれいな茶髪が、陽に照らされて光っている。 「えっとね、単純な推論だよ。ハヤトくん、よく見たら寝癖がついてるみたい。朝、髪を整える時間がなかったんだと思ったんだ」 もっと早く気がつくべきだった。ハヤトくんの、そこだけ重力が働いてなさそうなギザギザの髪型。いつもは「後ろから見て右」に傾いてるのに、今日は「前から見て右」に傾いてる! 「まだあるよ、ハヤトくん」 「まだあんのか!」 ぼくはハヤトくんの、もう秋口だというのに半袖のシャツの首元に触れる。薄手の白いシャツには黒い下着が、夏の小川の水底のように透けていて、ぼくはそのシャツの、いちばん上のボタンをゆっくりと外してから、彼にささやく。 「下着」 ぼくはそう言って、彼の首元にあったタグをひっぱりだす。彼の健康的な日焼け跡と、雪のように白い肌との境目が、すこし開いた胸のあたりに見えた。 「やっぱり、前後逆だよね」 「まじか! なんか苦しいと思った!」 ハヤトくんはのんきに言う。さて、この<おもちゃ>が、ぼくの予想どおりだとしたら。たぶん次でゲーム・セットだ。どうしようもなく胸がどきどきするのはたぶん、このごろずっと勉強ばっかりで、ゲームやパズルで遊ぶことなんてなかったからかな? 「ちょっとじっとしててね……」 ぼくはハヤトくんの柔らかいくちびるに触れ、やさしくあごを押して口を開かせた。そしてその花めくくちびるの内側へと、心臓を高鳴らせながら顔を近づけていき__歯についた海苔を発見した。 ぼくはハヤトくんの耳に口を寄せて、ふたたびささやく。 「歯に、海苔」 その瞬間、ハヤトくんのベルトから盛大なファンファーレが鳴り、『遊んでくれてありがとう!』『遊んでくれてありがとう!』と機械音を叫びながら、巨大な光球を、身動きのとれない社員に向けて撃ち出した。 「おお! ちゃんと発動したぜ!」 「ハヤトくんは、<おもちゃ>に変身できなかったわけじゃない。きょうのハヤトくん自体が、<まちがいさがし>だったんだね」 ハヤトくんの光球でスマホを破壊された社員の人は、「お遊びはこのへんにしてやる〜」と言って逃げていった。 「オレで遊んでくれたのが、タダシでよかった!」 「そう言ってもらえるとぼくも嬉しいな」 そう笑いあって、どちらからともなくハイタッチしたのだった。 __それと同時に、どこかぼく自身を責めるような胸の痛みを、ぼくはハッキリと自覚していたと言わなければならない__ハヤトくんのくちびるに触れて、彼が今朝、歯みがきをすっぽかしたのを暴いたとき。ぼくはぼく自身の欲望のもとに、ハヤトくんを利用したのだ。「これは<まちがいさがし>だ」という自分の推論を確かめるためだけに、個人的な知的好奇心を満たすためだけに、彼のからだに無遠慮に踏みこんだのだ。 果たしてぼくは、金儲けのために一方的に人間を商品にしようとしているらしい『ホイジンガ社』のやつらとは違うって、胸を張って言えるだろうか? つづく |
31 | 16 | ○ | 怖いのは、なぜか接着剤が乾いてないと思い込んでたこと |
32 | 11 | ○ | ひっくり返したらネジが一本だけ落ちた |
33 | 7 | ○ | 牛の声が聞こえすぎてるせいで、もうだれも牛乳の数字を言えない |
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